三世代交流会

平成15年11月16日
 わが町内会では毎年、幼児からお年寄りまで集まり、親睦会を行なっている。今家庭から消えつつある餅つき、しめ縄つくり、藁草履つくりなどを子供達に体験してもらい、またお年寄りも昔を思いだし、楽しい一日を過ごした。
 町内にあるウレスレヤン大学の留学生10名を招待し、日本の風習を少しでも知ってもらいと、餅をついたり、しめ縄を作ったり学校の授業にはない体験をしてもらった。
 今年は、藁草履つくりは取り止め、お手玉作りにした。
 子供たちの人気は、餅つきと綿菓子つくりのようであった。
前日までの雨模様は吹き飛び、快晴の秋空のもと楽しい一日であった。


餅つきは、まずかまどに火を入れることから始まる。
外に置いていた薪が夜中に降った雨で濡れ、なかなか燃えない。
灯油をバケツに入れて薪をその中に突っ込んで染み込ませてかまどに入れた。
かまどのお湯が沸騰するまで40分もかかってしまった。
今年はもち米は30kgで去年よりも10kg少ない。理由はいろいろあるが搗き手が高齢化して疲れるので少なくしよう、というのが本音。
小学生たちは餅つきに興味を示し、自分の順番を並んで待っていた。
集まった子供は40名、残念ながら中学生は来なかった。明日(17日)から期末試験が始まるとかで家で勉強しているのだそうである。
町内の役員はそこまで気が付かなかった。
来年からはもう少し早く計画しなければならないだろう。
このお兄さんは、同じ町内にある大学の留学生でカナダ出身。
初めての経験だと言っていたがなかなか格好よい搗き方だった。
女の子は、やはり餅を丸めるのが楽しそうであった。今日は、ママゴトではなく本番だから真剣な顔つきで丸めていた。
ユトリ餅を食べるカナダのお兄さん。
ユトリ餅は、搗きたての餅を臼から直にちぎり、大根おろしとぽん酢の入ったお椀に入て食べる食べ方である。
もともとは搗きたての餅をお湯に浸けて、すすりこむ食べ方をユトリ餅と言っていたが、ここの辺りでは名前は同じでも食べ方が違う。
今年の藁細工は、注連縄つくりだけになった。
去年は、藁草履を作ったが片方作るのに時間がかかりすぎ両方完成しなかったので取り止めになった。
まず藁の打ちかたから教える。この木槌は「横槌」という。年配者でもこの名前を忘れ思い出せない人もいた。
小学生の頃、祖父が草鞋を作っていたが、藁打ちは私の役目だった。
水を口に含んで、藁に吹っかけ湿らせてから打っていたことを思い出した。
子供たちにはこの注連縄作りは人気がない。
少しテクニックが必要で、また力もいるので小学生には無理のようである。
年配者でも注連縄を作れる人は少ない。
大人たちが懸命になって熱中していた。暮れには買わなくて助かったと喜んで持って帰っていた。
このおじいさん、今年で85歳。
やはり藁草履を作り始めた。出来上がったのは片方だけ。それでも本人は満足していた。

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