九州一周浪漫ウォーク

第3回九州一周浪漫ウオーク
◆期  日  2004年10月2日(土)−11月28日(日)、58日間
◆コース  長崎を出発点とし、長崎⇒熊本⇒鹿児島⇒宮崎⇒大分⇒福岡⇒佐賀⇒長崎

今回参加したのは、最終日の1日のみ
11月28日 長崎ステージ(後半)長崎県時津町から長崎市中央公民館までの 17km
 九州一周浪漫ウオーク のことを知ったのは最終日の3日前だった。前日参加した知人の話を聞いて「面白そうだ」と思った。
 九州一周浪漫ウオークのホームページには

『「歩く旅」が心と身体の健康づくりに有効であることは古来より云われてきました。
歴史と文化の九州を歩く。長崎街道、薩摩街道、日向街道などの街道筋、桜島や雲仙の雄大な自然、そして指宿や別府の湯煙・・・』

 読んでいるうちに歩く楽しさが伝わって、決心がついた。。
 当日参加も受け付けると聞いて諫早から電車に乗り、集合場所のJR道ノ尾駅に8時に着いた。すでに200人近くの人が集まっていた。

最終日に参加した一日の様子を画像で紹介しましょう。

駅舎に張られた横断幕
右端に「健康ウォーク21」の黄色の幟が見える。
きょうは主催者の了解を得て「健康ウォーク21」のPRができる。チラシ、のぼりを会員7名が手分けし持った。
参加申し込み手続きを終わり、記念のタオルと、行動食の「かっぱえびせん」を貰う。参加費300円でこんなにもらえるのかと嬉しくなった。。
全国規模の行事ともなれば、スポンサー付きで羨ましい限りである。
わが「健康ウォーク21」もはやくスポンサーが付くようになりたいものだと思いながら「のぼり」を担いで歩きつづける。
第1回目の休憩、
スタートして50分で時津中央公園に到着、ここでトイレ休憩。
有名な「時津まんじゅう」の接待を受ける。
個数は100個しかないという。参加者200名というから到着順で後の人はもらえない。まずまんじゅうを先に貰ってからザックをおろし水分補給にかかる。
ここに来るまでに、東京から参加された「康兵衛」さんと知り合いになった。さっそく「健康ウォーク21」のPRをして良い感触を得る。
1817年に建造された茶屋の跡
時津中央公民館をスタートしてまもなく、その昔、旅人たちが大村湾を船で渡る時津港の近くで休憩や宿泊に利用したといわれる茶屋が見えた。立ち寄って屋敷内を見学出来る余裕はなかった。
門構えだけを写真に撮ってみんなのあとを追った。
浦上天主堂付近のナンキンハゼ
この辺りはナンキンハゼの街路樹が多い。
盛りは少し過ぎていたがまだまだ綺麗な紅葉が残っており、疲れを癒してくれる。
ザックに「佐賀」と書いたゼッケンを貼り付けた男性が前を歩いている。声をかけ、話をしてみると唐津の人だという。唐津は3年ばかり勤務した土地で、その後の様子を尋ねながら楽しく歩いた。
長崎は坂が多いところで有名。
浦上街道の浜口町に下る坂道は、”宿ン坂”(しゅくんさか)と呼ばれている。何回も階段を登ったり下りたりして歩きつづける。
山王神社の被爆クスノキ
原爆投下で不毛の地になるのではないかと心配されたこの地域は見事に復興されている。市民の復興への底力と努力に頭が下がる。
この大楠も被爆で枯死したのではと思われたがその後新しい芽を吹き生き返った。
十数年前、樹勢が衰えるのを心配した市民の寄付金で大手術が行なわれ、また元気を取り戻している。
大手術は長崎県で初めて樹木医となられたM氏が担当された。M氏とはお付き合いをさせていた関係で、大手術の難しさ、苦労話をよくお聞きしたものである。
元気になった大楠を眺め、M氏の顔が浮かんできた。
山王神社の片足鳥居
片足鳥居は、1924年建立の二ノ鳥居で、原爆で被災。原爆の悲惨さを伝える責重な遺物。
長崎駅前・西坂の26聖人殉教地
ここで第3回目のトイレ休憩。
すでに12:30になっていた。昼食タイムかと期待していたがあと30分でゴールだからそのまま出発だという。元気付けに飴玉をしゃぶってスタートした。
1597年2月5日、豊臣秀吉のキリシタン禁教令のため、京都や大阪などで捕らえられた外国人宣教師6名、日本人信者20名がこの地西坂で処刑された。
彼らが何故長崎で殉教に至ったか・・・それはキリシタンの地である長崎で「見せしめ」にするため以外の何ものでもなかったとのこと。
ゴール(長崎市中央公民館前広場)
13時にゴール。
皆さん健脚そろいで、まだ歩きたらないような顔をしている。
快晴に恵まれ、心地よい気分で到着できた。
表彰式
九州一周1250キロを58日間にわたり完歩された5名の表彰
短パンを履いた中央の小林さんの足はすごい。
引き締まったフクラハギが陽に焼け黄金色に輝いている。全身が筋肉の塊で余分な贅肉がないスマートな体つきであった。
58日間の髭
特別お願いして伸びた髭を撮らせていただいた。
「髭が目立つように横断幕の横で」とお願いすると快く応じ「これでいいですか」と緊張気味の顔になられた。
ウォーキングの人たちはとにかく足が速い。付いて行くのがやっとであった。
立止まって写真を撮り、走るようにして追い付く、この繰り返しでペースを乱し疲れを感じた。
ウォーキングの面白さを感じるまでには、きょう一日では無理である。
何回か参加するうちに「はまりこむ」ときが来るかもしれない。

最後に貰った「チュウハイ」で喉を潤し、遅い昼食のおにぎりを食べたのは14時を過ぎていた。

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