破籠井(わりごい)百手祭り

2007年2月1日、諫早市破籠井町の熊野神社で約780年前から伝わる五穀豊穣・悪魔退散・厄払いの神事「百手(ももて)まつり」がおこなわれました。

この行事は、毎年2月1日の午後2時と決まっています。
この熊野神社は紀州・熊野権現の分霊社です。

百手祭り」は、古くから伝えられた悪魔退散、厄払いの神事です。
この日は、朝からみぞれ交じりの雨が降り、午後からは晴れたり雪が降ったりと寒い日になりましたが参拝客がたくさんつめかけました。
境内では火を焚いて参詣者をもてなしてくれました。

境内に注連縄を張り、祭壇を備え、正面に藁で作った丸い輪の的を掛け、中央に大きな紙張りの的を置き、裏に「鬼」と書いた紙を貼り付けておきます。

的から七、八メートル離れたところに宮司が立ち、弓矢をとり、神歌「神代より力まさしきみことにて雲井に近き桃の木の里」と歌いあげ、的に向かってエーイ、エーイと矢を放ちます。
一本の矢が一ヶ月、一年で十二本の矢が放たれました。
「鬼」と書いた紙は一本目の矢で見事に落とされました。
今年は7本目の矢が的枠に当たり外れたほかはすべて命中しました。
的射の結果から、宮司がご託宣を伝えました。ご託宣は音声でお聴きください。

神事のあと、2月3日の節分の豆まきも二日早く行なわれました。
歓声が上がる様子も音声でお聴きください。
最後には、当神社に備えられている天狗の面を宮司は鈴を鳴らしながら、境内に集まった善男、善女、子供たちの頭にかざし、無病息災、厄除けのお祓いをしてくれました。

また境内のたき火で温めた「とっぽ酒」(孟宗竹で燗をつけた酒)を、これまた青竹で作った猪口に入れ、参拝者に振る舞ってくれました。
わたしは、生竹の匂いがする暖かい「とっぽ酒」をいただいた後、今度は湯飲みで冷たいお神酒をなみなみに注いでもらい、焚き火に当たりながら飲みました。
顔は焚き火で、胃の中は冷酒で温まり、ちらつく小雪もなんのその、上機嫌で急な階段を下り我が家に戻りました。

念のため

何処に行くにも歩いてばかり、飲酒運転の心配はありませんのでご安心ください。

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