町内運動会
平成15年9月28日 快晴
わが町内運動会は今年で31回になる。
私がこの町内に終の棲家を構えて26年になる。その6年前からこの運動会は始まっていたことになる。
当時は100世帯ほどでスタート。人数は少なかったが若者が多く元気があったと聞いている。
当時30歳の若者はいま60歳になろうとしている。
気持ちだけは若くても足がついてこないと嘆きながらも、この伝統の運動会を絶やしてはならないと60歳前後の人たちは張り切っている。
若い世代には乗り気がしない町内の行事であるかもしれないが運動会のあとの懇親会で町内の親睦を深めたいと長老・役員は懸命である。
まずは入場行進から。

西栄田町内会は現在世帯数約270戸。日頃は13の班に分け運営されている。
運動会は13班をAからEの5グループに分け、楽しいなかにも得点競技を設け対抗意識を燃やし競い合う。
お祝いに貰ったビールは順位によって配分量が少なくなるから自然と力が入る。
選手宣誓。

宣誓は各グループ持ち回りで毎年変わる。
毎年小学生が宣誓しているが数年のうちにはこの姿も消えるかもしれない。
問題は高齢化である。
上の入場行進の写真をご覧ください。このグループにはほとんど子供がいない。
左の写真のように新興住宅のグループには小学生が多い。
『お手てつないで』

幼稚園児以下と親、祖父母が手をつないで走る競技。
ご覧の通り、親子の30代が多い。祖父母と孫の姿は見かけない。
核家族化の現象で、三世代家族が少ないことを物語っている。
『けつ圧測定』

この競技は中学生以上の女性に限る。スタートから椅子まで走り、風船をふくらませ椅子の上に置き、それをお尻で押しつぶし破裂させスタートに戻って来る5人一組のリレーである。これは得点競技になる。
風船が破裂する瞬間にシャッターを押すタイミングは難しい。
左足を宙に持ち上げた状態にこちらまで力んでくる。また顔がはっきり写らないように気配りしたつもりだが服装や帽子から知る人ぞ知るである。
玉入れ

1チーム20名で玉入れ競争。
人数を揃えるのが大変。とにかく老いも若きもそこらあたりにいる者は参加してもらわないと20名にならない。
しぶしぶ参加したはずなのにいざ始めると童心に還って一生懸命になる。
一寸だけよ

これは人気の種目である。昼食前最後のゲームで、30M先にある缶ビールめがけて走り、その場で飲み干しゴールへ走る。
飲んだビールが賞品で別に賞品はないが昼ご飯前の一口のビールは実に美味しい。
私もこの写真を撮ったあとスタート地点へ走って並んだ。
一升懸命がんばれ。

灰皿に水を汲み15Mほど走り一升瓶に入れる。
スタートへ戻り次の走者に灰皿を渡しリレーする。10分間に入れた量で勝敗を決める。
これも得点競技になる。
一升懸命がんばった結果。

これだけの差がついた。
この差はなんだろう?
あせり?のんびり?要領?
ちなみに私の班はE班で毎年最下位。
メガホンキックリレー

メガホンを逆さにして顔に当て、ボールを蹴って往復する。小学生が対象でリレー競技である。
勢いよく蹴りすぎるとボールが何処にあるのか探すのが大変。
チーム対抗珍リレー。

フィナーレ競技。
ラグビーボール蹴り、ピンポン玉をスプーンに載せ走る、縄跳び、ざる引き、最後は二人三脚でゴール。
競技種目は20種目あったがそのうちのいくつかを大会運営の合間に写した。
事故もなく、また運動会予算230,000円の枠内でどうにか町内の大イベントを一つ終えてホッとしている。

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