留学生たちのお国自慢

Nagasaki  Wesleyan University  May  Fiesta 2004 』と横文字が苦手な私には何とも固苦しい文字の行列が正式なタイトルになっている。が、会場の雰囲気から留学生達のお国自慢大会と言ったほうが適切かもしれないと思った。

長崎ウエスレヤン大学の留学生達を中心に、世界の文化や語学に直接ふれながら国際交流を身近に体験できるイベントとして、長崎ウエスレヤン大学が主催した第1回目のメイ・フェスタである。

大学構内は、我が家から歩いて5分もかからない近いところにある。各国の食べ物、民族衣装、おどりなどが勢揃いするとあっては興味津々、見逃す手はない。

このような時に限って用事がつまっている。オープニングの国旗入場にも遅れ、また最後まで参観できない慌しいひと時であったが楽しかった。

会場で写真を撮っていると、あちこちのイベント会場で知り合いになったZさんから「若い子ばかり撮っていますね」と冷やかされた。人の集まる行事はいつもおばさんたちで溢れるが今日の会場は違う。ここは若い学生が集まる学校、被写体は当然若い学生達になってしまう。嬉々としてシャッターを押しまくるひと時であった。

会場の様子を食べ物、衣裳、おどりに分けて紹介しましょう。


まずは会場の様子から。
校舎と校舎のの間には広い中庭があって、高い樹木が多く、照りつける陽射しを和らげてくれる。
画像は、メーンとなる舞台。舞台を中心に左右へ各国の料理の店が並び、後ろにはアジア雑貨ショップ、フリーマーケットなどもある。
会場に着いたときには行事はいくつか終わり、参加者のアフリカ打楽器「ジェンベ」体験が開かれているところであった。
会場に行って、すぐ食べたわけではないが、ここではまず食べ物のことから紹介しましょう。
ひと通り食べ物屋さんを眺めて歩いた。6カ国の店がある。どうしたことか日本の料理とは別に沖縄料理のコーナーが設けてある。ここではまだ沖縄は独立国扱いのようだ。
好きな食べ物は食券売り場で食券を買い、券を店に出すと料理を渡してくれる仕組みにしてある。
食券買うと、食券と一緒に二つ折りにしたカードをくれた。開いてみると、無造作にちぎった紙切れに『 salamat po 』と書いてあった。
「これはなんて書いてあると?」とたずねたら「わかりません」。食券を売っている売り子は日本の学生さんだった。
顔形の違う東南アジア系の学生さんに尋ねたら、綺麗な日本語で「ありがとうと言う意味です」納得。
タイは、タビオカ・ココナッツミルクにグリーンカレー
フィリピンは、マンゴージュース
中国は、天津ワンタン
韓国は、ちじみ
アメリカは、フランクフルト
日本は、焼きそば
特別扱いの沖縄は、ポークたまご、タコライス、シークアーサージュース
沖縄の店先に並んでいるタコライスはご飯の上に生野菜を載せ、その上に卵焼きみたいなものを重ねて、白、みどり、黄色と配色がよい。それにしても肝心のタコがないようだ。
タコは使っていませんが名前がタコライスです、と売り子さんの弁に分かったようなわからないような?
韓国の「ちぢみ」が食べたくなった。食券と求めて韓国の店に出すと「順番待ちで時間がかかりますよ」・・・・。
午後からは別の用事で早く切り上げなくてはならない。
食券売り場に戻って、タイの「グリーンカレー」(画像右)と交換した。
ジェンベクラブの演奏を聞きながら立ち喰いした。
カレーの具は、たけのこ、なすの炒め物に何か分からない隠し味、南国の料理は激辛との先入観とは裏腹に優しい辛さであった。
日本の料理は、焼きそばだったが舞台裏の小高い芝生の上では茶道部の茶会が開かれていた。
ここだけは行儀作法を重んじるところ。和服で正座している姿はいかにも日本的である。が、
強い陽射しに照らされ我慢していると言う感じがした。
家族連れで楽しいい食事。
こちらは一人で静かに食事。
顔つきからしてアメリカ系の学生。
自分の国の料理・お袋の料理を思い出しているのかなぁ、といった感じのゆっくりと味わいながら食べていた。
アジアの料理を食べた感想を聞いてみたかったが・・・その勇気はなかった。

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