諫早・楠公神社の奇祭「畳破り」

戦いが終わると宮司を引っ張り出し、胴あげをした。
神殿の天井につかえるほど舞い上がった。
宮司は的に向って矢を放つ。的の近くには楠木勢、幕府勢に分かれて放たれた矢の奪い合いが始まる。
放たれる矢を待つ両軍。
的の前に出て、見物人はハラハラである。
去年は矢に当たり怪我人が出たという話も聞いたが・・・・。
旦那が命がけで奪い取った破魔矢を持ってニコニコしている奥さんたち。
快くポーズをとってくれた。
紅白の餅まきに参詣者は懸命に「こっちにぃー」と声を張り上げ手を広げた。
餅まきも終わり、両軍の戦士たちは仲良く公民館へと引き揚げって行った。
戦場あとの藁屑を片付ける氏子さん。
こうして無病息災、家内安全、豊作を祈願する神事は終わった。

畳破りの写真集は「マイタウン諫早」にもあります。
楠公神社についての詳しいことはfwd-net長崎(神社に行こう・長田地区)へどうぞ。

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