先人たちの働く姿

 この写真集は昭和7年から8年(おおよそ70年前)に撮影された国道新設工事の記録写真の中から、働く人たちの服装や、工事機械、道具、工法など今では見かけなくなったものもを主に纏めたものです。
 セピヤ色の写真と現在の姿を比較しながらご覧ください。

なおこの写真の無断転載はお断りします。ご使用の場合にはご連絡ください。


第7回 橋架設(2)基礎工事



川の中の工事は、まず水対策から始まります。締め切りの材料はすべて木材を使用していたようです。
締め切りの板、腹起し・切張り、写真では全部木材のようです。
締め切りが終わって排水後に基礎杭を打ち込んでいるところでしょう。この写真からはウインチか人力かはわかりませんがモンケンで杭の頭を叩いて打ち込んでいるようです。




基礎杭を打ち終わった状態です。
以前は基礎杭には松丸太が使われていました。
水中では腐食することなく耐久性が高い材料でした。
古代遺跡からも水中に埋没した木材が発掘されることがありますがほとんど腐食が進んでいないものが多く、耐久性の高いことを証明しています。





この写真は作業足場を作って橋台か橋脚のコンクリート打設をしているところです。二人で桶を担いで材料を運んでいる人もいます。
この様子から一つの構造物を作るのにどれだけ前準備(仮の設備)にかかっていたか想像できます。
いまはコンクリートポンプ車があって遠くまでコンクリートを圧送しますからこんな設備も半分でよいのではないでしょうか。

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