先人たちの働く姿

 この写真集は昭和7年から8年(おおよそ70年前)に撮影された国道新設工事の記録写真の中から、働く人たちの服装や、工事機械、道具、工法など今では見かけなくなったものもを主に纏めたものです。
 セピヤ色の写真と現在の姿を比較しながらご覧ください。

なおこの写真の無断転載はお断りします。ご使用の場合にはご連絡ください。

第5回 工事の方法



岩盤の発破作業。
林道の工事などでは今も使われているかもしれませんが、人家の近くではダイナマイトを使う工事は見かけなくなりました。
空中に浮いているのは岩石が飛散しないように押さえていた古い畳ではないかと思います。爆破音と硝煙の匂いがこの画面から伝わってきます。




上の発破作業が「動」ならこれは「静」。
これはコンクリート舗装が終わった後、舗装面が乾燥しないように濡れた筵をかぶせ養生しているところです。
コンクリートはある程度かたまるまでに2〜3日かかります。その間は乾燥しないようにこうして濡れた筵を被せておきます。
今はブルーシートなどで養生している現場を見かけます。




アスファルト舗装のようですね。もうこのころからアスファルト舗装があったのでしょうか。前の回の「建設機械」で紹介した機械設備はアスファルトプラントかも知れませんね。
右上のトラックはクラシックな合材運搬車のようです。荷台に乗って合材を卸しています。中央では掻き均し板で平らに敷き均しています。
現在はアスファルトフイニッシャーという機械で敷き均しています。




橋梁の鉄筋を組み立てているところです。
縦横に交差したところを針金で結束する方法は今も昔も変わっていません。変わっているのは丸い形の鋼棒から異形鋼棒といって丸型に瘤をつけた凹凸のある鋼棒が今主流になっているくらいです。

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