みちのく紅葉の旅(2)

☆ 紅  葉

紅葉を楽しむのが今回のツアーの目的であった。

 初日、最上川船くだりで周りの山々がまだ色付いていないのを見て、「早すぎたかな」と落胆した。

今年の春は、桜をはじめほとんどの花が早く咲いた。だから秋の紅葉も早いとは限らない。

私のツアーの申し込みは一ヶ月前、あとは朝夕の冷え込み加減が私の旅程とマッチしてくれるかどうかの問題であった。

今年の秋は寒波襲来が遅いようで、例年より見ごろは遅れたいようである。

しかし、ところによってはすでに落葉していたり,まだ紅葉の準備さえ出来ていない樹林もあり、「まぁ綺麗!」と歓声をあげる見事な景色に出合うこともできた。

紅葉の美しさは、『百聞は一見に如かず』の諺のとおり,筆舌では言い尽くせない。

私が下手な御託を並べるよりも、各地の表情は写真から汲み取っていただくことにしよう。

       画像の上をクリックしてください。拡大写真に替わります。

秋田県の抱返渓谷
吊橋から渓谷を眺める。左側に渡り川沿いに渓流を遡ると紅葉が見られるはずだった。しかしご覧のとおり、青々としていた。
30分ほど歩いた。トンネルを潜り登っていると降りて来る二人に出会った。次のトンネルは先が見えなくて真っ暗だ。とても歩けないと言って引き返しているところだった。
わたし達もここで折り返すことにした。このときすでに5時近くで、曇り空の夕暮れは早く薄暗くなっていた。

秋田県玉川温泉付近の紅葉
田沢湖から玉川ダム沿いにバスは進んだ。ツアー三日目にして、やっと見事な光景に出会った。この光景は30分も続いただろうか。道幅が狭くバスは停められない。運転手さんの好意で道幅の広い所に数十秒停めて貰った。そのときバスの窓越しにシャッターを切った。

青森県鯵ヶ沢町「ミニ白神」の樹林帯
この地域は世界遺産に登録されている所からは北に約20キロ離れた位置になるとのこと。ご覧のとおり紅葉の気配はほとんどなかった。

ミニ白神
説明は左に同じ

青森県城ヶ倉渓谷
八甲田山に向う途中にある橋長360m桁下高122mの橋の上からの眺め。遠望の山は八甲田山

青森県城ヶ倉渓谷
橋の上から谷底を見る。
遠望の山は八甲田山。

青森県城ヶ倉渓谷
橋の上から八甲田山とは反対側の岩木山方向の眺め。この日は快晴で肉眼では遠くに岩木山が見えたが画像では確認しにくい。

青森県城ヶ倉
八甲田山から下山してホテル城ヶ倉で昼食をした。室内の窓越しに見事な景色が飛び込んできた。『鴨の山菜料鍋』も美味しかったが回りの見事な紅葉に、ガツガツ食べて外に出た。そしてシャッターを押しまくった。

ホテル城ヶ倉付近の紅葉

ホテル城ヶ倉付近の紅葉

奥入瀬渓流
ここはまだほとんど色付いていなかった。一週間後が見ごろになりそうだった。

十和田湖
湖周辺はやっと色付き始めた感じ。

十和田湖
十和田湖ではこの場所が一番綺麗だった。

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