確定申告

 一年は早いものだ。また確定申告の時期になった。
 税務署から郵送されてきた封書の表には『所得税の確定申告書が分かりやすく・書きやすい新様式になりました』と自己PRがしてある。

これまでは前年の控えを見て手順が分かっていたが今年は書式が変わったために最初から読み直しで、パソコン解説書と同じで専門用語が多くて苦労した。分かりやすいという点では相変わらず『分かりにくかった』ようである。

『書きやすい』という点では、記入欄の枠が大きくなっていて高齢者には助った。

 ところで計算結果は、小額ながら税金を納めることになった。そこで国税庁にお伺いしたい。申告書の書式の中に、自分が納めた税金をどう使ってもらいたいと思っているか記入する欄を設けてはいかがだろうか。

 集計して希望の多かった何項目かを国会に報告し、予算配分に反映させる仕組みにしていただけると、税金の納め甲斐もあるというものだが・・・・。


おことわり

 この小文は『気まま日記』に掲載したほうが適当だったかもしれませんが、『気まま日記』では字数が多すぎるので『随筆』欄にしました。

 なお、この拙文は2月中旬、朝日新聞『声』欄に投稿したところ、平成14年3月6日付けの朝刊(西部本社)に掲載されていますので、すでにご覧になられた方にはお詫びいたします。

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