七高山めぐり(2)

期日 2006・1・15 くもり

行程
七高山めぐり(後半)
JR諫早駅8:00〜8:32JR長崎駅〜9:02蛍茶屋電停9:20〜10:15豊前坊10:20〜10:40彦山10:50〜11:45愛宕神社11:55〜12:15風頭山12:45〜亀山社中〜13:15若宮稲荷神社13:25〜新大工町電停〜14:10女神大橋15:20〜16:07JR長崎駅〜17:05JR諫早駅


蛍茶屋をスタートしてすぐに見える豊前坊と彦山
左の丸い山が豊前坊、右は彦山。
ストレッチ体操をして9:20スタート。豊前坊には1時間後に到着予定。
どんな出会いがあるだろうか。
登り始めて約40分。鎮西88ヶ所36番の石柱があった。ルートから少し離れているがついでに立ち寄ることにした。
高さ20mはありそうな岩壁が覆いかぶさるようにしているたもとに虚空蔵菩薩が祀ってあった。
菩薩は岩に刻まれた磨涯仏である。小型ではあるが緻密で精巧に彫られた石仏であった。

精巧な石仏

158段の石段を登り詰めると豊前坊が待っている
豊前坊に到着する直前、急な石段になる。数えてみたら115段あり、休憩の踊り場があってまた43段の石段が続く。
辿りついてみると鳥居は飯盛神社となっていた。
意外な感じがする。境内の案内板を読んで納得した。
もともとこの山には飯盛神社があり山も飯盛山と呼んでいた。後に豊前坊を勧請し、人々は神社も山も豊前坊というようになったそうである。
豊前坊山頂は四方を自然林に囲まれ展望はきかない。
信仰の山らしく神仏が同じ建物の中に祀ってあり、神式か仏式か拝礼するのに戸惑ってしまう。

豊前坊

彦山より長崎港を望む
豊前坊から彦山までは尾根伝いで低木や笹、ウラジロなどが両側から覆いかぶさった細い道になる。
彦山までは約20分。その間樹木が茂り眺めはよくない。彦山山頂にはアンテナの塔が建っている。
少し東の方へ歩くと視界が開け、遠くには雲仙、多良岳が望める。手前には矢上・普賢岳や丸みを帯びて特徴がある諫早市の飯盛山が見える。
元へ引き返し、南の方へ少し下ると長崎の街が望める。
彦山から一旦住宅地へ降りて、愛宕山へ登る。
白木町、彦見町の町名板を見ながら通り抜ける。

彦山の中腹から眺めた愛宕山

長崎の街は何処を歩いても階段
人工の階段は疲れる。山中の不自然な蹴上げの石段の方が歩きやすく疲れも少ないような気がするが実際はどうだろうか。精神的なものだろうか。
彦見町から見上げた彦山。
蛍茶屋方向から見る山の形はまったく違う。
こちらから見る感じは、なだらかでおとなしい山だ。

彦山

愛宕神社
11:45愛宕神社に到着。
山頂は鬱蒼とした巨木に覆われ、視界はよくない。
ここも神様のほかにたくさんの菩薩様が祀ってあり、信心深い老夫婦が灯明を上げ念仏を唱えていた。
巨木に遮えきられた境内は薄暗く、深々と冷え込む感じがした。念仏の響きがそう感じさせたのかもしれない。
ここで昼食かと期待していたら、次の風頭公園まで待てという。
再び迷路のような住宅地の路地を通って降りていく。
風頭公園に12時15分に着いた。ここで昼食である。
公園の横にお墓があり、そこには上野彦馬のお墓があった。
日本で最初の写真館を長崎に開いた人で、高杉晋作、木戸孝允、伊藤博文といった幕末の日本を動かした大物たちも彦馬の写真館を訪れ撮影したといわれている。

井上彦馬の墓

竜馬像
坂本竜馬の銅像のたもとで弁当を開く会員たち。
竜馬もたぶん空腹であろうが腕組みして港を睨み続ける。「武士は食わねど高楊枝」といったポーズである。
昼食を終えて若宮稲荷神社へ向かう途中、亀山社中に寄り道する。
竜馬通りも階段の多い道である。
「よか眺め一目千両坂の街」の標語を見て足を止め遠くを見下ろすと港の景色が綺麗だった。

竜馬通り

竜馬のブーツ

慶応元年(1865年)坂本竜馬は長崎のこの地に日本最初の商社(航海、海運、貿易)を設立し『亀山社中』と名付けた。
登山靴を脱ぐのが面倒で玄関から中をのぞいてすぐ引き返した。中では「亀山社中ば活かす会」の方が案内をしていた。
亀山社中から少し離れたところに、日本で最初にブーツを履いたと言われる坂本竜馬のブーツ像がある。
大きなブーツに登山靴を履いたまま足を入れ竜馬になった気分になっているSさん。
七高山めぐりの終点は、ここ若宮稲荷神社。
あちこちと寄り道したコースだったが予定の13時過ぎ完歩できた。
若宮稲荷神社は、長崎の「おくんち」が過ぎた10月14、15日の例大祭で「竹ン芸」が奉納される地元では有名な神社である。正月の初詣の人たちがなのか数人の参拝者があった。
ここには方形の鳥居がある。
鳥居の柱は丸方のものが多い。ここの柱は四角で珍しい。
旧長崎奉行所内の稲荷神社に1822年長崎奉行・土方出雲守奉納したものを1899年この場所に移したものだと説明板があった。

四角柱の鳥居

女神大橋
七高山めぐりが無事に終わり、このまま帰るには早すぎる。希望者だけで女神大橋を見物することになった。
3名を除いてほとんどが賛成した。新大工町電停から電車に乗り築町で下車。バスに乗り換える。
野母崎方面行きのバスに乗り換える。約10分で検疫所下のバス停で降りた。
ここから女神大橋アプローチまで坂道を登る。橋の桁下高68mというからバス停は海岸にあり標高差68mを登ることになる。予期せぬ約20分の坂道に足取りは重かった。橋長1280m、対岸まで歩きまた引き返した。
無風状態で寒くは無いがくもり空で眺めが今一であった。歩道の欄干に自転車通行料10円の料金箱が取り付けてあった。自転車利用者の良心を信用したこの料金箱に温かみを感じた。
今年になって8日、15日の2回に分け七高山めぐりをした。
地元の人々は正月の初詣の行事として何回も登られているだろうが私は初めてであった。
2日間ともまあまあの天気で無事に一巡でき、今年は幸先よい登り初めとなった。
この一年間、またあちこちの山へ出掛けるつもりである。
元気で無理せず、安全にハイキングを楽しめたら最高である。

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